院長ブログ

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2021/04/19 まぶたの病気 ものもらい(めいぼ)は種類によって治るのに時間がかかる?

 ものもらい(めいぼ)がなかなか治らないと言われることがありますので、説明します。

 ものもらいが治らないと言われる場合には主に二通りあります。一つ目は、治療期間を誤解されている場合、二つ目は、麦粒腫、霰粒腫が薬の治療にもかかわらず悪化してしまった場合があります。

 まず、ものもらいがなぜ起こるかについて説明します。まぶたには油が出る穴(マイボーム腺など)があります。その穴は油が固まることによってつまることがあります。その際にまぶたのふちに黄色いプツッとしたもの (マイボーム腺梗塞) ができることもあります。この状態で受診される患者さんもおられますが、ほっておいても問題ありません。穴がつまる原因はほとんどが体質で、汚い手で触ることでなることはないように思われます。その詰まった穴より内側にバイ菌が増えてうみがたまれば麦粒腫、内側にたまった油がかたまれば霰粒腫という状態になります。油のかたまりが周りの組織にひろがって炎症を起こせば、急性霰粒腫という状態になります。ものもらいという名前ですが、人にうつることはなく、人にうつるのは流行性の結膜炎です。

 一つ目の治療期間を誤解されている場合について説明します。先ほどのようにものもらいには3種類があり、麦粒腫はバイ菌が原因で1,2週間くらいで完治しますが、霰粒腫は場合によっては数か月から数年の時間がかかることがあります。ご自分の過去の経験や周りの人に聞いた話が麦粒腫のことであって、今回が霰粒腫であれば、治るのに時間がかかるのは当然です。さらに、麦粒腫と急性霰粒腫は診察の段階では見分けられないこともあり、医師も麦粒腫と説明していたけど、実際は急性霰粒腫であった場合は、痛みはなくなったけどしこりが残って治らないということになります。

 ですから、ものもらいにも種類があり、治るまでの期間がちがうことをご理解ください。

 次回は、ものもらいが薬の治療で治らない場合について説明します。

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