当院の視力検査の機器について説明します。

当院には、2種類の遠方視力を測る機器が2台ずつ合計4台あります。
4台設置しているのは、視力検査を患者さんにゆっくり受けていただきたいからです。
1つ目は、通常の視力計です。当院では3mの距離で設定しています。液晶画面で、実際に3mの距離をとって、その距離に応じた指標(ランドルト環、Cの字のような指標)を表示させます。
もう一つは、省スペース視力計です。110cmの距離で、5mの遠方視力を測ることができます。これは機械の内部に鏡のようなものが設置してあり、光を反射させることにより、狭いスペースでも長い距離の視力を測ることができます。患者さんによっては、この機械を嫌がられる方もおられますが、免許更新の視力検査はほとんどがこれと同じように鏡を使った機械で行われています。
視力検査の距離については、当院では通常の視力計では3m、省スペース視力計では5mに設定しています。免許更新では5mで視力検査されていますが、3mでも問題ないとされています。
近見(手元の距離)視力を測るのは、本のようになった視力表があります。
編著 下関市 まつもと眼科 眼科専門医 松本博善