院長ブログ

DOCTOR’s BLOG

2019/09/30 目の基礎知識 遠くって何メートルですか?

 前回までのお話で、遠くと近くという言葉が出てきました。白内障の手術の説明などをすると、遠くって何メートルですか?とよく聞かれますので説明したいと思います。  

 まず、メガネの話から入ります。老眼になると、近く用のメガネと人によっては遠く用のメガネが必要になると前回お話ししました。メガネには度が入っており、その度数によって、ピントを合わせるキョリが違います。  

 難しい話ですが、メガネの度数(角度でも温度でもありません)は1÷ピントのキョリ(m:メートル)で表されます。1000mに合わせるメガネの度数は0.001度、100mに合わせるには0.01度、5mでは0.2度、2mでは0.5度というように、2mより遠くはメガネの度数としてはほとんど0に近いということがわかります。それに対して、50cmでは2度、30cmでは約3度と1mより近くは、10cm違えば度数もかなり違っています。  

眼科で遠くのキョリとは、2m~無限に遠く、近くとはその人の読書のキョリによりますが、30~40cmくらいということになります。中間キョリは1m~50cmくらいです。