院長ブログ

DOCTOR’s BLOG

2020/02/27 目の基礎知識 遠近両用メガネは目が疲れる?

 遠近両用メガネで目が疲れるとよく言われるので説明します。

 以前当ブログ「遠くって何メートルですか?」の中で、目のピントは主に三通り、遠く、中間、近くにわけられると説明しました。メガネには、単焦点(ピントが1点のみで合う)と多焦点(ピントが2点以上で合う)があり、単焦点メガネには、遠く用(遠用)、中間用、近く用(老眼鏡、近用)があり、多焦点メガネには遠近両用、中近、近々などの種類があります。眼鏡メーカーによってデザインは様々ですが、一番一般的な遠近両用メガネについて説明します。 

 遠近両用メガネは、眼鏡のレンズの上の部分が遠方にピントが合っていて、レンズの下の部分が近方にピントが合うようにつくられています。現在の多くの遠近両用メガネは遠方部分と近方部分の間はゆるやかにピントがかわっていくようになっています。

 遠近両用メガネは、遠方を見るときは目線を上げるかあごを引くことで、レンズの上の部分を通してものを見るようにします。近方を見るときは、目線を下げるかあごを上げることで、レンズの下の部分を通してものを見るようにします。テレビと本などの2点を交互に見るような場合に適しています。

 本やスマホなどを長時間見るときは、遠近両用メガネでは、レンズの中の一部分でしかピントが合わないことと、顔の向きが少し不自然になるため首に負担がかかり、疲れ目の原因になります。決まった距離のものを見続ける場合は、レンズ全体でピントが合う単焦点メガネが適しています。

 ちなみに、中近メガネは、遠方が狭く、中間と近方が広く、近々メガネは近方と近方の奥(10cm遠く)にピントが合う設計になっています。

 メガネは場面により使い分けたほうが疲れにくいので、メガネ屋さんか眼科でお尋ねください。