
1、詳しい病状説明

ものもらい(めいぼ)には、種類があり、それぞれ治療期間や治療法がことなります。それらの違いを詳しく説明し、納得していただいた上で治療を行います。
2、なるべく切らない治療を選択

ものもらい(めいぼ)のうちほとんどの場合は、手術することなく自然に治っていきます。治療で最も重要なことは、見た目にきずあとを残さないことです。きずあとを残しやすいのは、特に下まぶたのふちから離れたところから破裂する場合です。そのような可能性があれば、手術を選択することもありますが、それ以外の場合であれば、たとえ破裂したとしても、最終的にはきれいになることがほとんどです。ただし、見た目の問題で、早く治したいというご希望がある場合には、早めの手術を選択することもあります。また、しこりが小さい時に手術しても、中身があまりたまっていなくて、手術をした意味がないという場合もありますので、手術の適応については慎重に考えた方がよいと思います。
3、手術は事前予約制

ものもらい(めいぼ)には種類があり、麦粒腫であれば、その場で簡単にうみを出せば治ってしまいますが、霰粒腫の場合は、油のかたまりを全部取り出してしまわなければ、また再発してしまうこともあるので、中途半端な処置は意味がありません。霰粒腫は痛みがなくなってから、手術日に予約を取って、充分な時間をとり、麻酔をして、すべての中身を出す手術をすることで、極力再発を防ぐようにしています。
4,子供さんの手術は総合病院に紹介
じっとしていられない子供さんで、めいぼのなかなか治りにくい場合や、きずあとを残しそうな場合には、安全に手術を行うために、総合病院に紹介します。無理に押さえつけて手術することで、精神的にも、眼球自体にも問題がおこることを防ぎます。

