院長ブログ

DOCTOR’s BLOG

2025/05/03 目の基礎知識 当院の眼圧検査について

  当院では3種類の眼圧計を採用しています。

  一つ目は、非接触眼圧計です。眼球に風を当てて角膜(黒目)をへこませ、へこみが下に戻るまでの時間を測定し、眼圧を推定します。この機器は、とても簡単で、短時間で検査が終わる利点がありますが、目が敏感な方は風に反応して、力が入ってしまい、眼圧が正確に測れないこともあります。当院で採用しているトノレフⅢという機器は、屈折測定も同時にできるので、患者さんの移動を少なくすることができます。 

  二つ目は携帯型接触眼圧計(アイケアPRO)です。手持ちの機器で、小さなプローブ(先が丸い突起)を直接黒目に接触させて眼圧を測定します。この機器は目が敏感な方、子供さん、まぶたの圧が強い方、車椅子の方などでも簡単に測定できますので、大変重宝しております。ただし、先端恐怖症の方は測定できません。 

 三つ目は、診察室の顕微鏡(スリット)を使って、黒目に目薬の麻酔をして、測定器を直接目に当てて、眼圧を測定します。上記2つで測った際に眼圧が高かった方や測定ができなかった方、緑内障の方で正確な眼圧測定が必要な場合などに測定します。 

 編著 下関 まつもと眼科 眼科専門医 松本博善 

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