院長ブログ

DOCTOR’s BLOG

2019/09/16 視力と目のピント 目がいい人と悪い人の違いとは?

 俗にいう若い時に目がいいとは、目のピントが正視(聞きなれないと思いますが、最も標準的な目の状態)と軽い遠視のことです。目が悪いとは近視と乱視のことです。乱視は難しいので別の機会に説明します。  

 

 正視とは遠くにピントが合っていること、近視とは近くにピントが合っていること、遠視とはどこにもピントが合っていないことです(?遠視についても別の機会に説明します。)

 では、正視、遠視、近視はいったい何が違うのでしょうか。その違いのほとんどは、目の奥行きの長さが違うことが原因です。遠視は目の奥行きが短く、近視は目の奥行きが長いのです。

 近視というのは目の性能が悪いわけではなく、身長の高低が人により違うように、単に目の長さが違うということになります。メガネなどでピントを調節すると見えますので、近視の方も医学的には目は悪くないですので、どうか悲観されないでください。 ただし、近視のある方は、ない方よりも、近視の程度が強いほど、加齢により黄斑変性、網膜はくり、緑内障になるリスクが高く、より低い年齢で白内障になると言われてますので、少し注意が必要です。

 

   編著 下関市 まつもと眼科 眼科専門医 松本博善

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