院長ブログ

DOCTOR’s BLOG

2025/10/09 ロービジョン 当院のロービジョンケアのポイント

 ロービジョンとは、目の病気などにより、目の機能が低下して回復できなくなったことにより、見えにくさ、まぶしさ、見える範囲がせまいといった日常生活での不自由さを抱えている状態をさします。当院院長は、視覚障害者用補装具適合判定医師の認定をうけており、ロービジョン患者さんの生活改善に必要な生活改善や補装具を提案します。 

 

1,視覚身体障害者手帳の申請 

 当院では、視力検査、視野検査などをしたのち、視覚障害用の身体障害者に適合する場合は、認定のための書類作成が可能です。 

2、生活状況の詳しい問診と生活改善の提案 

 当院では、ロービジョン患者さんの生活状況を詳しく問診し、より簡単にできる改善点から提案しております。 

 例:ごはんつぶが見えにくいという方には、黒いお茶碗をおすすめする 

3、遮光メガネや特殊なメガネの処方 

 ロービジョン患者さんは、まぶしさを強く訴えることが多く、当院では遮光眼鏡のサンプルを用意しており、遮光眼鏡の処方が可能です。あまりうまくいくことは少ないですが、視野を少し広げるメガネ(魚眼レンズ)や拡大効果をねらったメガネ(ハイパワー近用メガネ)などの処方が可能です。 

4、視覚補助具(拡大読書器など)などの提案 

 となりのメガネ店にお願いして、拡大読書器などの視覚補助の電子機器を取り寄せてお試ししていただくことができます。身体障害者手帳を所持している方は、給付の対象になるものが多いです。 

5、ロービジョン患者さん専用の生活用具の提案 

 となりのメガネ店にお願いして、ロービジョン患者さん専用の生活用具(音声時計など)を取り寄せてお試しいただくことができます。 

編著 下関市 まつもと眼科 眼科専門医 松本博善 

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