まつもと眼科では、手術による合併症が最も少ないといわれる強角膜切開を採用し、乱視を減らす角度からの切開をしています。
以下に詳細を掲載しておりますので、是非ご参考ください。
白内障とは…?
50歳頃から徐々に水晶体(カメラのレンズにあたる部分)が濁ってくる、目の変化の事です。
白内障の症状
白内障の原因
最も多いものは加齢によるものであり、これを「加齢白内障」と呼んでいます。
個人差はありますが、どなたでも年齢とともに水晶体は濁ってきます。その他にアトピー性皮膚炎、糖尿病や外傷、薬剤の副作用から白内障を起こす場合もあります。
白内障の治療
白内障が進行して、メガネをかけても見えにくく、日常生活に不自由を感じるようであれば、手術を行います。
白内障手術について
まつもと眼科の“白内障手術”4つのポイント
目薬の麻酔だけで痛みはなく、目に問題がなければ、10分以内で終わる手術です。
眼内レンズは目の中に入れるもので、異物感はなく、取り外しをする必要もありません。
一度挿入すれば、半永久的に使用できます。
術前にご要望をお聞かせ下さい!
ご要望により人工レンズの度数、種類などがかわることがあります。最新の多焦点眼内レンズや乱視矯正のトーリック眼内レンズに対応しております。
多焦点レンズは自由診療で治療費が高額になりますので、まずはご相談下さい。
院長の診療経験と執刀経験により、まれにある手術が難しい白内障にも対応しております。
注意点
- 手術のあと、1週間は目の中にばい菌が入りやすい状態ですので、目をこすったりしないように注意して下さい。
- 目を使うことは問題なく、通常の日常生活(掃除、庭仕事、運動は除く)は術後すぐから可能です。
- 運転は、翌日診察後より状況により可能です。
- 洗顔は4日間できません。
白内障の手術前検査
当クリニックでは、白内障手術前検査として屈折検査、眼底検査、視力検査などの一般眼科検査以外に、下記の特殊検査を実施しております。
レーザーによる眼軸長検査
眼の長さ(奥行き)を測ります。正確な眼内レンズ度数の決定に必要な検査です。
従来の超音波検査に比べ格段に正確な検査ができます。
精密視野検査
眼底網膜に届いた光の感度を調べる検査です。
白内障以外の病気の疑いがある方に施行している検査です。
光干渉断層計(OCT)
通常の眼底写真では分からない網膜や視神経の状態をくわしく調べることができます。
手術後の視力を予測するのに重要な検査です。また、黄斑疾患、緑内障の初期変化の診断にもたいへん有用な検査です。
角膜内皮細胞検査
白内障手術によって負担の加わりやすい細胞を調べるための検査です。
術前、術後に複数回撮影いたします。
波面収差解析装置による高次収差の検査
(ウエーブフロントアナライザー)
乱視や白内障が見え方にどのような影響を与えているかシュミレーションします。白内障の進行にともなって生じた水晶体のゆがみを高感度で測定できます。眼の長さ(奥行き)を測ります。正確な眼内レンズ度数の決定に必要な検査です。
白内障手術の流れ(日帰り)
手術日までの準備
白内障の程度、他に目の病気がないかを検査して白内障の適応、ご希望があれば、手術日を決めます。
1時間以上かけて詳しい説明をします。
(なるべくご家族の方とお越しいただき、ご一緒に説明をお聞きください。)
更に目の詳しい検査をします。
目を清潔にするための大切な目薬です。
手術の前日に、目の詳しい検査を再度行います。
手術当日の流れ(約1時間)
手術は火・水曜日の午後からです。5~7人の方が手術を受けられます。
手術の1時間前くらいから、手術の準備の点眼薬をはじめます。
手術後のご説明をして、帰宅していただきます。
白内障手術について、Q&A
-
Q.白内障手術はいつしたらよいですか?
A.メガネをしても見えづらく日常生活に支障があり、手術を決心した時が適当な時期です。
白内障は良性の病気で、現在の技術では白内障が弱くても強くても手術ができます。
ただ白内障が非常に強い場合、目の組織が弱い場合、お体の具合が悪い場合、認知症がある場合などは合併症が増えます。
白内障が強くなりすぎないうち、体力に自信があるうちがよいと思われます。白内障は確実に少しずつ進みますので将来に備えるとの意味もあります。 -
Q.痛くないですか?麻酔は?
A.目薬だけの麻酔で手術可能です。
手術中、少ししみる感じや圧迫感はありますが、痛みはありません。手術後も痛みを感じることはほとんどありません。 -
Q.手術後の生活に制限はありますか?
A.手術直後から日常生活に制限はありません。
ですが、手術後4日間は洗顔、洗髪はできません。
手術後2週間は畑仕事、大掃除、1か月はプールでのゴーグル、激しい運動はご遠慮ください。
お仕事は内容により、休む日数が違います。 -
Q.すぐ見えるのですか?
A.手術直後から次第に見えてきます。
手術当日の見え方は安定しませんが、翌日にはよく見える方がほとんどです。
白内障以外のご病気がある方でも直後から明るさは感じます。 -
Q.日帰り手術と入院手術で結果に違いがありますか?
A.日帰り手術と入院手術で基本的に手術後の経過に差はありません。
ただし1日間は片目に眼帯をしますので、通院が難しい場合と自宅での生活が難しい場合で、入院手術をご希望の場合はご相談ください。 -
Q.手術後でもメガネは必要ですか?
A.手術後もメガネは必要です。
眼内レンズはピントの調整ができないため、遠方近方、どちらかのメガネが必要となります。
メガネに頼る必要が少なくなる「多焦点眼内レンズ」も当クリニックでご案内しております。
詳しくはスタッフへお尋ねください。 -
Q.手術費用はいくらかかりますか?
A.手術内容または健康保険の負担割合によって変わります。
1割負担の方は、片眼14,000円程度です。
2割負担の方は、片眼18,000円程度です。
3割負担の方は、片眼45,000円程度です。
上記金額は目安になります。
ご自身の負担についてはスタッフにお尋ねください。
白内障手術についての詳しいご説明、
ご相談はお気軽にスタッフにお尋ねください。
あなたも日帰り手術でもっと見やすい視界を手に入れませんか?
是非お気軽にお問い合わせください。