
1,流行性結膜炎診断の精密機器の導入
一般には結膜炎というと、流行性の結膜炎(アデノウイルス)を想像されるようですが、実際にはアレルギー性やウイルス以外の感染性(細菌など)などの種類があります。その中で流行性の場合は、学校感染症に指定されており、学校を休まなければいけないきまりになっています。その診断は生活に大きな障害となるため、正確な診断が必要です。当院では、従来の判定法より正確な診断ができる精密機器によるアデノウイルス判定をおこなっております。
2,流行性角結膜炎の合併症の治療
流行性角結膜炎の合併症の一つに、角膜上皮下混濁(黒目のにごり)があります。発症から2,3週間後にまぶしさ、痛みや目のかすみの症状が出ます。この合併症の予防と治療を積極的におこなっています。
3,流行性以外の結膜炎の治療

流行性(ウイルス)以外の結膜炎の原因には、アレルギーや細菌感染があり、点眼治療が有効ですので、適切な目薬を処方することにより治療します。
4,充血を起こす結膜炎以外の病気の診断

目の充血を起こす病気には、結膜炎以外にも多くの種類があり、まれに目にとって重症な病気もあり、すぐには診断できないこともあります。診断が確定していない場合は、常に重症な病気の可能性も念頭に置き、柔軟な対応を心がけています。

