
1,車での通院が可能
当院は最新の広角眼底カメラを所持しておりますので、散瞳(瞳を開く目薬をする)をせずに、広い範囲で眼底(網膜)を観察することができますので、車での通院が可能です。ただし網膜の状態が悪ければ、散瞳が必要になることもあります。
2,適切な通院間隔
糖尿病網膜症の状態、血糖コントロールの良し悪しにより、適切な通院間隔を設定します。重症であれば月に1回、状態が良ければ年に1回の受診をお願いしています。
3,最新検査機器の導入
糖尿病網膜症治療で最も重要なことは、適切な時期に治療を開始すること、つまり網膜の血流障害(無血管領域の出現)が出始めたタイミングでレーザー治療することです。しかし無血管領域の有無を判定するには従来造影検査(まれにショックをおこす)が必要でした。令和7年より最新のOCT血管撮影装置を導入したことにより、ショックなどの合併症をおこさず、無血管領域を特定することができるようになりました。
4,痛みの少ないレーザー機器
当院では、従来よりも痛みが少なく、治療時間も短くなるパターンレーザーという最新のレーザー機器を導入しております。
5,抗VEGF薬注射が可能
糖尿病黄斑浮腫(網膜の中心がはれる)や硝子体出血(目の中の大量出血)に対して、抗VEGF注射が可能です。しかし抗VEGF注射は根本的に病気を治すわけではなく、一時的な効果があるだけですので、定期的な投与が必要になります。
6,専門機関への紹介
当院で様々な治療をしても、糖尿病網膜症の悪化を止めることができない場合は、総合病院や大学病院に、適切な時期に紹介します。

