院長ブログ

DOCTOR’s BLOG

2021/06/07 白目の病気 白目が血のように真っ赤になった:結膜下出血

患者さんはとてもびっくりされて来院されますが、目の病気としては全く心配ない白目の出血(結膜下出血)について説明します。

 

 目の白目の部分には強膜という強く白い膜の上に半透明の結膜という膜がかぶさっています。結膜の多くには毛細血管が走っており、この血管が破れて結膜と強膜の間に血がたまったものが結膜下出血です。血がたまっている状態ですので、出血量によりますが吸収には1週間から3週間以上かかることもあります。たまった血は重力により下の方に広がっていきます。皮下出血と同じように温めると少し早くよくなるかもしれませんが、ほっておいてもきれいに治ります。

 目をこすったり、何かがあたったりしてなる場合や、血液さらさらの薬を飲んでいる方におこる(薬を止めると命にかかわるので絶対にやめないでください)こともありますが、ほとんどは原因が不明です。結膜はやわらかい膜で、強膜の上にピンと張っているのではなく、ゆるく余裕もっておおっているので、目の動きやまばたきによって、結膜が引っ張られて毛細血管が破れ、出血を起こすのではないかと考えられています。

 患者さんがびっくりされるのは、眼底出血や脳の出血と間違えて心配される場合もあります。眼底出血は目の奥の出血ですので、外からは全く見えませんし、脳の出血は白目の表面に出てくることはありえません。顔を打撲された方で、皮膚の下の出血(皮下出血)が白目まで及ぶことはあります。

 出血を繰り返す場合は、コンタクトレンズの方はドライアイ、高齢の方では結膜がゆるむ「結膜弛緩」が原因になることがあります。まれに血が固まりにくくなる病気が関係することがあります。

 いずれにしても、不安がある場合や、何回も繰り返す場合はぜひ眼科を受診してください。

   編著 下関市 まつもと眼科 眼科専門医 松本博善

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