院長ブログ

DOCTOR’s BLOG

2019/08/16 視力と目のピント 眼科ではなぜ視力検査をしたがるの?

目のはたらきで最も大切なこと、それは見えることです。きちんと見えているかを検査するのが視力検査です。見えているかどうかは自分が一番分かっているから、視力検査は必要ないと思われる方も多いと思います。しかし、正常な視力があるかどうかの判定は、実はとても難しいのです。何故かといいますと、目の形には人それぞれ個性があり、一人ひとりメガネの度数が違うように、違ったピントを持っています(詳しくは別の機会に)。前回お伝えしたように、目のピントをメガネで補正してみないと、目の病気があるかどうかわからないのです。眼科で重視しているのが、メガネで遠方の距離(当院では3m)にピントを合わせた時の最高の視力です。これが目の能力(今風に言うと目の解像度でしょうか)で、1.0以上であれば正常、1.0未満であれば視力に影響がある目の病気が疑われることになります。ということで、視力検査は大事なので、嫌がらずにうけていただきたいと思います。

    編著 下関市 まつもと眼科 眼科専門医 松本博善

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